未来は自分がつくる「10年ビジョン合宿」 「10年後どのように生きたいですか?」 この質問に、どれだけ鮮明に答えることができるでしょうか。 今回は、カウテレビジョンが行っている10年ビジョン合宿についてお伝えします。 ▶10年ビジョン合宿(2023年開催) 100年ビジョンと10年ビジョン カウテレビジョンでは、「100年ビジョン」を掲げています。会社が継続してこそ社員と家族を守ることができるという想いのもと、社会に役立つ価値を言語化しています。例えば、「カウテレビジョンのコンテンツが世界中の教育で役立っている」「世界一働きたいメディア企業になっている」といった、100年後に目指すビジョンを描いています。 100年後から引き戻した2024年の現在、そこから10年後つまり2034年のカウテレビジョンや自分自身を見据えたビジョンが「10年ビジョン」なのです。 大切なものは立ち止まって考える なぜ合宿なのでしょうか。普段、日常業務に奮闘しているクルー(社員)が「人生で大切なこと」を立ち止まって考えるためです。目の前の仕事に忙殺され遠い未来を描くことができなければ、目の前の仕事にも全力を注ぐことはできません。 大切なものは立ち止まって考える。これもまた、カウが大切にしている価値観です。 10年ビジョン合宿 カウテレビジョンでは、企画部合宿や制作部合宿といった能力開発に注力した部門合宿と、今回のようなビジョン作成やクレド改定といった全社に関係する全社合宿があります。どちらも非日常の空間で寝食を共にし、クルー同士の相互理解や結束を深める狙いがあります。 力を合わせてビジョンを見出す 10年ビジョン合宿では、まずビジョンを考える上で土台となる目的(何のために成功しなければならないか?)を考える時間を設けました。 個々のクルーが、「なぜ私たちは成功しなければならないか」を考え共有しました。 ①両親や育ててくれた人のため ②伴侶や家族のため ③共に働く仲間のため ④お客様のため ▶グループワークの様子 その後、グループに分かれて5つの質問に対して付箋を使いながらアイデアブレストをしました。チームごとに出てきたアイデアをカテゴリに分けて完成させていきます。 1.10年後こんな仕事をしたい 2.10年後こんな社風にしたい、こんな人と働きたい 3.10年後こんな報酬・待遇・働き方・職場環境にしたい 4.10年後お客様・取引先・地域社会とこんな関係でありたい 力をあわせて 10年後、100年後と聴くと気が遠くなりますが、チームで力を合わせて内なる声を丁寧に言語化していくと、どんどん願望が湧き出てきます。 ▶願望のカテゴリー分けも力を合わせて進めました。 ▶寝食を共にする合宿では、腕相撲や散歩ミーティングも恒例 10年ビジョンを達成した私たちはどんなクルーか」 今回の10年ビジョン合宿でクルーが導き出した「10年ビジョン・2034年の私たち」をご紹介します。(2024年時点) ・目的に生き、自分が源泉で動じない。挑戦し続けている。 ・心身のベストコンディション〜よく寝る、よく食べる、よく動く、よく笑う。 ・社員一人当たりの利益達成のために能力開発を欠かさない。 ・5つの自信(会社、職業、商品、自分、お客様の価値)が100%満たされている。 ・プライベートはhappiness、ビジネスはサクセス! 早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け 全社一丸となって描いた10年ビジョンは、経営計画書に追加されており、クルーは毎日目にします。一人ひとりが10年ビジョンを意識にまで透徹させ、そこから引き戻しながら目の前の仕事に本気で取り組んでいます。 1人でできることは小さいですが、「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」の言葉通り、描くビジョンに向かってチームで手を取り合いながら着実に歩んでいます。
願望を叶えるビジョンボード カウクルーブログファンのみなさん、こんにちは!広報のcow島です。 冬休みが明けて母牛にも日常が戻りました。毎日、仕事に家事にと1日があっと言う間に過ぎていきます…「アレしたいな」「こうなりたいなぁ」「あぁ、ソレにも挑戦したい!」と尽きない願望。 今回は、願望を叶えたい方におすすめのカウの取組みをご紹介します♪ ビジョンボードを知っーとーと? ▲本社オフィスのビジョンボード カウのオフィスでは、毎年1月になるとビジョンボードが掲示されます。ビジョンボードとは、クルーの願望を見える化する、つまり「ビジョン化」したものです。仕事とプライベートの両面でどうなりたいのか・どうありたいのかを言語化してまとめます。 (選択理論心理学「5つの欲求」に基づいてカウのルールに沿ってクルーは作成します) クルーのビジョンボード ビジョンボードをつくるのは2度目のルーキー上谷(太一)。 「正直に言うと、作る前は本当にこれで願望が叶うのかと疑っていました。実際に作る過程で自分の願望を言語化することができたし、ディレクターデビューの目標を達成できました!100%達成できなかったものも意識を高めたり精度が上がることで、自分の成長を実感できたのは確かです。」と語る太一。 ▲太一のビジョンボード 他のクルーのビジョンボードを見ることで目標達成を応援したり、逆にサポートしてもらうこともあると入社4年目の梅崎(梅ちゃん)は話します。 「社長室101のインタビュアーになりたいという願望をビジョンボードで宣言したら、社長やクルーから応援してもらい、ついにインタビュアーの夢を実現することができました!ビジョンボードは、自分の性格や個性を仲間に知ってもらえるツールにもなっています。」 ▲梅ちゃんのビジョンボード 彼女のビジョンボードは梅ちゃんワールド全開!雑誌カバーのような写真は、同期クルーの浜村が撮影。魅せ方も工夫してあり、梅ちゃんの知られざる一面や長期的な人生目標を知ることができます。 「一年ごとの目標は変わりますが、長期的な人生目標は年々研ぎ澄まされていくんです。」と梅ちゃん。 夢を叶えるビジョンボード ▲「ビジョンボードはいつでも自分でバージョンアップできます」 ビジョンボードは、毎日見えるところに掲示することがポイントです。あっという間に過ぎて行く毎日ですが、自分の願望を「見える化」することで実現に一歩近づきます。そして仲間や家族とサポートし合うことができます。 あなたの1年後、5年後、10年後の願望は何ですか?夢を叶えるビジョンボード、おすすめですよ♪ 広報 牛島景子
寄せ集めのオリジナリティ カウテレビジョンの企業文化シリーズの第三回。 今回は、カウが普段どうやって発想しているか、アイデアの源泉をご紹介します。 その答えがタイトルの「寄せ集めのオリジナリティ」です。 カウの仕事は企業取材です。毎日のように企業のユニークな価値観や優れた取り組みに出会います。そして中には「これは自社にも取り入れたい」こともあります。そこで、相手に了解を得て、どんどん真似をしていこうという姿勢でずっと会社作りをしてきました。以下その一例をご紹介します。 影響を受けた価値観 「素直とは行動」総合メディカル株式会社 創業者 小山田浩定相談役より 「社会性・独自性・経済性の優先順位」株式会社フォーバル 大久保秀夫会長より 「ヤリが降っても自分の責任」スターブランド村尾隆介さん、浜口隆則さんより 「利益はうんこ」伊那食品工業株式会社 最高顧問 塚越寛さんより 「プロの四条件」月間致知 藤尾秀昭社長より 「成果より成長」株式会社ココシス 岡部隆司会長より 「70兆分の1」筑波大学名誉教授 村上和雄さんより 影響を受けた取り組み 「感謝の朝礼」株式会社ココシスさん 「朝礼時の握手」新極真会さん 「高収益型事業構造」税理士法人古田土会計 古田土満さんより 「20マイル行進」ビジョナリーカンパニーより 「評価制度」 日本レーザーさん、ピーバンドットコムさんはじめ多くの会社より ざっと数えただけで、70以上の価値観や取り組みが出てきました。 こうした優れた事例や共感する取組みを自社に素直に取り入れて少しずつ自社にフィットさせていく。その集合体がカウの「寄せ集めのオリジナリティ」なのです。 自称「企業オタク」のわたしたち。これからも多くの素晴らしい企業に出会い、その発信をしつつ、感謝しつつ参考にしながら、自社をユニークな存在に育てていきます。 2021年8月 代表取締役社長高橋康徳
親孝行ホリデー カウテレビジョンの企業文化を解説するシリーズの第2回。 今回は、特にユニークだと言われる「親孝行ホリデー」をご紹介します。 親孝行ホリデーとは? 「両親の誕生日は休暇。会社よりも親孝行を優先してください」というカウの独自ルールです。私たちは「仕事が忙しくて家族を大切にできない」という言い訳を無くしたいです。子どもの学校行事(参観日、運動会など)を仕事よりも優先できる会社でありたい。その大切にすべき家族ごとの一つに「親孝行」があると考えています。 苦い経験がきっかけ 親孝行ホリデーはなぜ始まったのか?実は、創業期のある失敗がきっかけでした。2005年、初めての新卒採用したある日、その1号社員からこんなことを聞いたのです。「父が親戚にカウを説明できなかった」と。大切な息子を預ける会社のことを知らない。ショックを受け、大変申し訳ない気持ちになりました。社長の責任です。身近な人に応援されない組織が、お客さまや社会に応援されるわけがないと反省しました。そうして「ご両親に喜んでもらうには?」と考えて、あれこれやる中で行きついたのが、この「親孝行ホリデー」でした。 あれから16年。今では当たり前のようにクルーたちが「親孝行ホリデー」を取っています。さらに、他の会社にも「親孝行ホリデー」が広がりつつあります。 親孝行ホリデーの感想(クルーの声) ・クルーM(元吉): 毎回(高価ではありませんが)プレゼント持って実家に帰省しています。特別なことはしていませんが、この制度があるおかげで親孝行にアンテナが立ちます。両親は「わざわざしなくていいから、仕事していなさい」と言いいますが喜んでくれています。 ・クルーO(大滝): 両親をプチ贅沢旅行(温泉)に連れて行きました。実家暮らしだった学生時代よりも一人暮らしを始めた社会人の方が一緒に誕生日をお祝いできています。感謝です。 ・クルーC(千代島): 母とホテルの平日ランチに行ったり、父にプレゼントを贈ったり。とても喜んでくれます。「親孝行」という明確な目的がある、とてもいい仕組みだと毎回感じます。個人的には「非日常をプレゼントする」がテーマです。 ・クルーI(岩﨑): 母の誕生日に特別休暇として親孝行ホリデーをいただきました。初めて家族にお寿司をご馳走したり、ドライブに行きました。有給休暇なので1年目は取れないだろうと思っていましたが、社長から「会社が決めた休みだから休みなさい」と言っていただきました。「親の誕生日が休みなんて聞いたことがない!」と母も嬉しそうでした。 カウの100年ビジョン「親孝行ホリデーが世界共通の祝日になる」 両親は自分の命のルーツ。これは全ての人種や生物に共通しています。 親の誕生日に仕事を休んで感謝を伝える。 こうした価値観も、カウが果たせる社会貢献の一つだと考えています。 2021年8月 代表取締役社長高橋康徳
楽しストイック 今回からカウテレビジョンの企業文化を解説する3回シリーズをお届けします。 1回目は、カウの仕事のスタイルの合言葉「楽しストイック」から。 楽しストイックとは? これは、読んで字のごとく「楽しい」と「ストイック」を掛け合わせた造語です。 お笑い芸人であり映画監督でもあるビートたけし(北野武)さんは「真面目とおふざけの振れ幅が広い人ほど魅力的」と言っていますが、その言葉をヒントに、この「楽しストイック」は生まれました。いい仕事をするために、お客様に選ばれるために、ストイックに考えて考えて考え抜くこと。とことん追求すること。それと同時に、真面目一辺倒ではなく、ほんの少しの遊び心やワクワクの「余白」を意識する。そんなスタイルを表しています。 楽しストイックを体現した「桜島錦江湾横断遠泳大会」 「楽しストイック」を表すエピソードは社内に多くありますが、その象徴は2018年に挑んだ「桜島・錦江湾横断遠泳大会」です。毎年夏に鹿児島で開かれる大会で、桜島から錦江湾を横切って対岸の鹿児島市まで4.2kmを泳いで渡るという過酷な大会です。全員でスピードを揃えて4.2キロを泳ぐ集団泳です。 社長・社員・アルバイトで結成したチーム6名。最初は素人同然でしたが、「絶対に全員で完泳する!」という決意と目標を定め、3ヶ月間チームで鼓舞し合いながら、仕事の後にプールや海に通い続けました。初めは25mを泳ぐのがやっとだったメンバーも次第に500m、1000m、1500mと距離を伸ばし、3ヶ月後の本番で見事チーム全員で4.2Kmを完泳することができました。超ストイックな特訓期間でしたが、不思議と笑いが絶えませんでした。まさに楽しストイック。一生懸命に特訓するほどに、仕事にも好影響が出て、この年、カウは業績面でも大きな成果を味わうことができました。 「楽しストイック」 仕事を遊びのように、遊びは仕事のように、とことんストイックに楽しみながら。 この2つの価値観を、私たちは両立できると信じています。 ◆参考動画:桜島錦江湾横断遠泳大会ドキュメント2018 2021年8月 代表取締役社長高橋康徳