「インターンは全社を挙げて進めたい!」という担当者のみなさん、カウがどういったインターンをしているのかご紹介します。 ▲「3分企業研究」のレクチャー インターンのゴールは職業観の醸成 企業によってインターンのゴールは様々です。担当者としては、採用に直結させたいというのが本音かもしれません。カウのインターンの目的は2つ「学生の職業観の醸成」と「一生のお付き合い」。 やりがいや責任を持って仕事に取り組む社会人に未来の自分を重ねる。社会人経験のない学生さんが、働くことに前向きなイメージを持つきっかけ作りです。インターンでの出会いは、学生さんの社会経験の第一歩。結果的に違う場所で働くことになっても、後に取引先で会ったり家族が入社するご縁もあるかもしれません。自社インターンとしてのご縁は、ひいてはそれが自社PRや自社への選考に関心を持ってもらうきっかけ作りになるかもしれないのです。 全社で目的を握り合う 全社をあげて進めるカウのインターン。運営するのはもちろんインターンチームですが、始める前に必ずすることがあります。それは、全社で目的を握り合うこと。何のためにインターンをするのか、どこをゴールにするのか。1人1人がこれを握り合わずして同じ方向を向いて進むことはできません。どの部署も通常業務で忙しくしています。それでもインターンを受け入れる社会的意義やゴールを握り合うことで、全社でのインターンがはじめて実現するのです。 カウでは、朝トレといわれる早朝勉強会や夕礼など、全員が揃う時間を設けて共通認識が浸透するよう努めています。 運営するのは若手 カウの2022年夏期インターンは、ルーキー手島と2年目の前田が担当しました。「来年1人でも運営できるようにやってみよう」と声をかける前田に応えるよう手島はジブンゴトとして動いてくれたので、運営も効率的になりインターン生へのコメントは回を追うごとに的確になっていきました。 今回は2ツアーで24名。どうやって進めたのでしょうか。まずは学生同士の場づくりです。5日間のインターン期間中、仲間同士で切磋琢磨できるよう、初日に横の繋がりを作るワークを行いチームとしての絆を深めました。 ▲運営チームに質問するインターン生 運営は一日中張り付く必要がない カウでは、一目見ればどの社員でも分かるというプログラムを全社共有しています。プログラム全体を伝えることで、一人ひとりがどういう役割を担うのか把握できますし、当日何をすればいいか分からないという状況を避けることができます。 ここだけは伝えて欲しいという最低ラインを共有できるので、クルーによっては時間をみてプラスアルファを伝えてくれますし、逆に不安があるクルーとは事前に刷り合わせることができます。何より、運営クルーが一日中インターンに張り付く必要がなく現業との両立が可能になります。 現場が迷子にならないプログラム準備 インターンを行う上でよくあるのが「本業を進めながらの両立が難しい」「現場の理解を得られにくい」という声。カウのインターンの一日を見てみましょう。 ▼カウのインターンプログラム例 08:30-09:00 朝礼・朝トレ(社会人も日々学んでいるんです!) 09:00-09:15 インターン生同士日報の共有 09:15-10:30 動画視聴(今後するワークについて解説) 10:30-11:30 クルーにヒアリング:Aさん 11:30-12:00 復習タイム 12:00-13:00 ランチタイム(社内動画ツアーへようこそ♪) 13:00-14:00 聴き上手ワーク:Bさん 14:00-14:30 ワークの材料を集める 14:30-15:30 クルーにヒアリング:Cさん 15:30-16:00 復習タイム 16:45-17:00 夕礼 17:00-17:30 日報提出 カウでは、一日のプログラムを15~60分の枠に区切って運営チーム・各ユニット・個人が分担します。クルー個人にワークの講師を依頼することもあれば、「ここの30分枠を使って仕事について解説してください」というのを依頼する場合もあります。 本業を進めながらの両立が難しいという声も、チームへ依頼すればチーム内の数名で調整ができるので負担も軽減します。 先輩への依頼 若手が運営をする場合、先輩クルーに依頼するのは気が引けるということも。カウでは、先輩クルーへ依頼する際は、カレンダーを1ケ月以上前から共有しておき「〇~△日の辺りで自社インターンを開催するので、□□の仕事内容を学生さんに説明してください」と事前に声掛けをしておきます。そうすることで、お互いストレス少なくバトンタッチすることができます。 運営チームの声 運営チームが注力したのは学生同士の場づくりです。5日間のインターン期間中、仲間同士で切磋琢磨できるよう、初日に横の繋がりを作るワークを行いチームとしての絆を深めました。 ■「初日に横の繋がりを深めたことで、インターン生同士で日報をフィードバックし主体的にワークを行うことができました。毎日のフィードバックに運営は全く介入せず、インターン生だけで進めました。仲も深まり、その間運営準備ができました。』(運営・2年目前田) ■『インターンは全てオンラインでしたが、最終日には「このチームでできて良かった!」という声が上がるほどの一体感がありました。終了後はカウのオフィスを訪れてくれる学生さんもおり、いつでも声を掛け合える関係性「一生のお付き合い」をスタートすることができました。』(運営・1年目手島) 前田も手島も現業を進めながらインターンを進めることができました。 自社インターンプログラムに ▲インターン卒業式の様子 カウのインターンの一部をご紹介しました。これは一朝一夕にできたものではありません。創業当時からインターンを続けているカウは、うなぎ屋の秘伝のタレのように注ぎ足して改良を重ねていますので、今後もどんどん改善していきます。どれか一つでもみなさんの会社のインターンに持ち帰っていただければそれはmow幸いです。 facebook tweet LINE はてブ Linked in