2023年3月吉日、奄美情報処理専門学校で卒業式が執り行われました。 卒業生のみなさま、ご家族のみなさま ご卒業おめでとうございます!! 教育支援パートナーシップ 2022年4月、カウテレビジョンは奄美情報処理専門学校と教育支援パートナーシップの連携協定を結びました。これまで培ってきた動画制作の知見を奄美の若者へお伝えすることで、地域社会の発展と人材育成・技術の振興をはかるものです。 18年間で8000本以上の動画を制作してきたカウは、1年間にわたり編集・撮影に関する授業を展開してきました。 ▲調印式の様子:右から福山洋志校長、安田壮平奄美市長、カウ代表髙橋 やり方の前にあり方 授業を通して学生たちは、動画制作について学び、手を動かしてきました。18回にわたる授業の始めに伝えたことは「聴き上手」。インタビューをする相手に心を寄せること。 やり方の前にあり方が大切であると学んだ学生さんは、取材内容の価値をどう整理するのか、決められた時間内でどのように伝えるのか、伝わる撮影の仕方や編集の手法を自分のものにしていきました。 映像の発表会 2023年1月、学びの集大成として学生さんが制作した映像の発表会が開かれました。授業を通して得た知見をチームワークでまとめた作品はどれも見ごたえ充分。どのチームも授業で学んだ「ベネフィット設計:誰の、どんな感情を呼び起こし、どう行動を起こしてもらうか」を具体的に形にしていました。 発表会では、制作者である学生による投票が行われ、作品賞には三善功太さんが輝きました! (左:三善功太さん、右:カウ代表髙橋) 学生たちの感想 1年間の授業を終えて、学生さんからたくさんの感想が寄せられました。 ・「聴き上手」の極意は、日ごろ話す時にも使える姿勢なので社会人になっても活かしたい。 ・「価値の判断」を明確にできたことは、自分の財産になりました。 ・映像を通して仲間の新しい一面を知ることができました。 ・撮影の構図が与える印象を学んでからは、私もテレビニュースの見方が変わりました。 ・授業で学んだ「ベネフィット設計」は、動画制作に限らず誰かのために働きかけたいと思った時に役立てていきたいです。 表現することの楽しさ 試行錯誤しながら作品を完成させた学生さんの表情は活き活きとしています。卒業生は、奄美大島内外でSE・WEBクリエイター・プログラマーといった様々な仕事に就きます。表現することの楽しさを体感した学生さんが得た学びは、今後どの職業に就いても自分のものです。 カウが得意とする動画制作を通してお伝えした「あり方とやり方」が、学生さんの「いい人生 いい社会」に繋がることを期待しています。 広報 牛島景子 facebook tweet LINE はてブ Linked in